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2018.09.01

住宅の省エネ基準が義務化!そこで必要になる外皮性能の計算方法とは?

 

みなさんは、住宅の省エネルギー基準が改正されたことや、2020年にはその改正後の基準への適合が義務化されることについてご存知ですか?
2013年に「改正省エネルギー基準」が段階的に施行されて以来、この基準を満たさない家づくりをした場合には行政から指示や命令が下るようです。

そこで今回は、改正省エネルギー基準の具体的な内容と、その計算方法についてご説明します。

◎改正省エネルギー基準とは?

改正省エネルギー基準とは、住宅を省エネルギー化させるための指針となる基準を指します。
今回の改正によって、住宅の断熱性の基準(外皮性能に関する基準)に加えて、新たに「住宅で使う設備のエネルギー消費量」が基準化されました(一次エネルギー消費量に関する基準)。

この改正には、建物を断熱して暖冷房エネルギーを節約するだけでは省エネルギーの効果は期待できないので、家庭で使うエネルギー全般に対して基準値を設けた、という背景があります。
そのため、改正省エネルギー基準は、外皮性能に関する基準と一次エネルギー消費量に関する基準という2つの基準から成り立っているのです。

2020年以降には、この基準を満たさない住宅は建築できなくなるので、特に将来住宅を建てたいと考えている方はこの基準についての情報収集をして、正しい知識を身につけるのが望ましいでしょう。

□それぞれの基準の計算方法

前項で、改正省エネルギー基準には2つの基準があると述べました。
ここでは、その2つの基準である外皮性能と一次エネルギー消費量の計算方法について紹介します。

*外皮性能

・外皮平均熱伝導率(UA値)=単位温度差当たりの総熱損失量÷外皮表面積
・冷房期の平均日射熱取得率(nA値)=単位日射強度あたりの総日射取得量÷外皮表面積×100

*一次エネルギー消費量

一次エネルギー消費量=暖冷房設備、機械換気設備、照明設備、給湯設備、家電・調理など、太陽光発電・コージェネレーション設備などのエネルギー消費量の総計

以上、改正省エネルギー基準の内容と、その具体的な計算方法についてご説明しました。
これから家づくりを検討される方は、2020年に基準への適合が義務化されることを念頭に置きながら、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

改正省エネルギー基準を満たしながら、理想の家づくりをしませんか?ぜひお気軽に弊社ホームページよりご相談ください。