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2018.09.13

建築確認って何?その申請の流れや期間を解説します!

 

こんにちは、株式会社フューチャーリンクです。
「建築確認」についてみなさんご存知でしょうか。

工事を着工する前に「建築確認」を役所に提出して審査を受けなければならない、という程度の認識は多くの方がお持ちかもしれません。
しかし、その内容についてちゃんと知ってるという人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、建築確認が一体何なのかに加えて、その申請の流れや必要な期間についてご説明します。

□建築確認とは

住宅を建設する際には、さまざまな建築に関する法律を守る必要があります。
住宅に関する法律のうち、代表的なものを挙げると以下のようなものが挙げられます。

*都市計画法:用途地域、建ぺい率や容積率などの規制
*宅地造成規制法:崖のあるような地域での宅地のよう壁などの規制
*建設基準法:構造、耐久性、防火など建物そのものに対する規制
*消防法:マンションなどではいろいろな規制がかけられています

建築確認とは、こうした住宅関連の法律に、計画が適合しているか否かを確認するための行為です。
地方自治体のみが審査を行うという訳ではなく、民間審査機関も同様に審査は可能です。

ところで建築確認に関して、誰が申請者かというのはご存知でしょうか。
実は、建築確認の申請者は建築主です。
建築主は責任を持って建築確認を申請しなければいけません。

□申請の流れと必要な期間

以下が、建築確認の申請の流れと要する期間です。

1.設計図書の作成:意匠設計、設備設計、構造設計との情報交換を綿密に行いながらそれぞれの設計図書の整合性を確保します。
2.確認申請:確認審査にかかる期間は最長35日で、適合性判定が必要な場合にはさらに最長35日かかるので、合計で70日が必要な期間です。場合によっては手続きなどの影響でそれ以上に時間がかかる場合もあります。
3.確認済証:建築主が確認済証の交付を受けます。
4.工事着工:確認済証の交付を持って初めて工事に着工できます。
5.中間検査:工事中の建物が建築確認通りに進められていることを確認します。
6.完了検査:実際に建設された建物が設計図書通りであるかを確認審査機関がチェックします。

2の項をみていただくとわかるように、申請には最大で70日、場合によってはそれ以上と、かなりの期間を要します。
そのため、前もって準備をしておくのが良いでしょう。

ここまで、建築確認とは何であるのか、またその申請の流れについてご説明しました。
これから住宅を建てようとお考えの方は、今回の内容を参考にしながら建築確認の申請を円滑に行いましょう。

建築確認のことに関してはもちろん、家づくりで疑問点や気になる点がある方は、ぜひお気軽に弊社ホームページよりご相談ください。