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2019.01.07

ZEH住宅などの省エネ基準をクリアした住宅をお考えの方に!外皮計算の方法を紹介します!

経済産業省は「2020年までにハウスメーカーなどが建築する注文戸建住宅の50%以上でZEHを実現すること」を目標に掲げています。
またZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、積極的に各ハウスメーカーや工務店が推し進めている、新時代の住宅形態です。
今回はZEH住宅に限らず、省エネ基準をクリアするための外皮計算方法についてお話しします。

□省エネ住宅の外皮計算方法は?

省エネ法をクリアしている、という認可を受けたい場合は「外皮計算」に加えて、「一次エネルギー消費量」という数値が基準以下であることが必須です。
外皮の計算は「住宅の外皮平均熱貫流率(UA値)」と「平均日射熱取得率(ηA値)」を求めます。
UA値は屋外に熱がどのくらい移動するのかを表す指標となります。
外皮、つまり住宅全体の熱損失量を天井、床、窓、壁などの外皮合計面積で割れば求めることができます。
数値が小さいほど、断熱性能が高い住宅です。
もう1つ、ηA(いーたえー)値は住宅に日射がどれくらい入ってくるかを表します。
住宅全体の日射取得量を、外皮面積の合計で割り、100をその数値にかければ求められます。
この数値は、冷房期、暖房期でそれぞれ求める値が違ってくるので注意が必要です。
数値が大きいほど、日射熱が侵入しやすい住宅ということとなります。

*一次エネルギー消費量算出

UA値とηA値が求まったら、その数値を使用して一次エネルギーの消費量を算出します。
一次エネルギーとは、火力・水力など、自然から得られる無加工のエネルギーを指します。
この一次エネルギーを加工し、扱いやすい形態に変えたものが「二次エネルギー」と呼ばれるものとなります。
一次エネルギーの計算に使う数値は「暖冷房設備」「換気設備」「照明設備」「給湯設備」「その他の設備」のエネルギー消費量です。
これら全てのエネルギー消費量を足したものから、エネルギー利用の効率化設備(LED、太陽光発電システムなど)によるエネルギー削減量を引いたものが「設計一次エネルギー消費量」です。
省エネ住宅、ZEH住宅の認定を受けるには、この「設計一次エネルギー消費量」が基準値を下回らなければなりません。

□おわりに

省エネ、ZEH住宅の外皮計算方法についてご紹介しました。
当社「株式会社フューチャーリンク」は平成25年省エネ基準に対応した外皮性能の計算代行サービスを、短納期・低価格・高品質でご提供いたしております。
時間削減のために、外皮計算の外注を検討されていましたら、ぜひこの機会にお問い合わせください。