注文住宅業務支援サービスのフューチャーリンクが住宅建築お役立ち情報をご紹介。

Useful

お役立ち情報

2019.02.04

長期優良住宅の外皮計算!省エネ基準をクリアするための計算方法をご紹介します!

家づくりの上で重要となる「外皮計算」という指標をご存知ですか?
長期優良住宅の認定を受けるには、現在時点で平成25年建築物省エネ法で規定された基準をクリアする必要があります。
今回は、その認定を受けるための計算方法をご紹介します。

□長期優良住宅の基準

外皮性能の計算は、建築物省エネ法で規定されています。
長期優良住宅認定の基本となるのは、「外皮計算」「一次エネルギー計算」の2つです。
それでは順番に説明していきます。

*外皮計算

外皮計算とは「外皮平均熱貫流率(UA値)」と「冷房期日射取得率(ηAC値)」を算出する計算です。
従来の「熱損失係数(Q値)」に変わる指標で、数値が小さいほど性能が高いことを表します。
計算方法は、建物の各部位(天井,床,外壁,窓)から逃げる熱(熱損失)を合計し、外皮面積で割ることで求められます。
熱損失係数(Q値)は床面積で割って求める計算方法のため、床面積の大きい家が数値的に有利になる傾向がありましたが、UA値では建物による数値のばらつきは出にくいという違いがあります。
ηAC(いーたえーしー)値は、夏の暑いときに建物へどれくらい熱が入ってくるかを表す指標です。
これもUA値と同様に、少ない方が性能が良いという値です。
計算としては、単純に部位の熱貫流率に0.034を乗じて算出すれば良いです。
しかし、窓だけは別で
(各部位の面積×各部位の日射取得率×方位係数×取得日射量補正係数)×100
を外皮面積の合計で割ることで求められます。

*一次エネルギー計算

これが長期優良住宅として認められる住宅の重要な計算です。
一次エネルギーとは、火力・水力・太陽光などの、自然由来のエネルギーのことです。
二次エネルギーとは、一次エネルギーを加工・変換し、利用しやすくしたもののことです。
住宅の一次エネルギー消費量の計算は、空調・冷暖房設備、給湯設備などの機器類が消費するエネルギーを全て計算します。
この計算で求められる「設計一次エネルギー消費量」が、省エネ基準で規定されている「基準一次エネルギー消費量」を下回れば、基準をクリアしたことになります。

□おわりに

今回は長期優良住宅の認定を受けるための計算方法をご紹介しました。
当社「株式会社フューチャーリンク」では、注文住宅業務支援サービスを低価格かつ高品質、短納期でご提供いたします。
長期優良住宅認定のための計算代行であれば1物件あたり15000円で代行させていただきます。
納期目安は、必要資料をご提供後、約5営業日以内となります。
ぜひお気軽にお問い合わせください。