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2018.06.01

住宅購入時に必須な外皮計算!その計算方法とは?

 

こんにちは、株式会社フューチャーリンクです。

住宅のご購入をお考えのみなさん、外皮性能の計算方法を知っていますか?

2013年からの「改正省エネルギー基準」の段階的施工により、住宅の断熱に関する性能が重要視されるようになりました。

外皮計算は、省エネ性能の評価の基準に適しているかどうか確かめる際に必要なものです。ご自身で計算ができるようになると、様々な面で判断がつきやすくなり便利ですよね。

そこで今回は、外皮計算とは何か、またその計算方法についてお話ししたいと思います。

○改正省エネルギー基準とは

冒頭でもお話しましたが、2013年より住宅の省エネルギー化が重視されるのに伴い、改正省エネルギー基準に適合する家づくりが求められるようになりました。

「改正省エネルギー基準」とは、家の外側の断熱性能を高め、省エネ・創エネの住宅設備機器を用い、建物全体で、効率的にエネルギーを使わなければならないという法律です。

2020年にはこの基準の適合が義務化されるため、外皮計算も必要不可欠になってくるでしょう。

○外皮計算の方法

改正省エネルギー基準に適合しているか確かめるのには計算を行うのですが、以下の2つの基準にそれぞれ適合する必要があります。

1つ目は、住宅の壁や窓などの外皮性能を評価する基準です。

2つ目は設備機能の一次エネルギー消費量を評価する基準です。
一次エネルギーとは、石油や石炭、水力、太陽などのことを指します。一次エネルギーに変換することで、異なる単位のエネルギーでも計算しやすくなります。

では、2つの基準の計算方法を見ていきましょう。

◆外皮性能

外皮性能の評価として、2つの値を算出します。

外皮平均熱伝導率=単位温度数あたりの総熱損失量÷外皮総熱面積

もしくは

冷房期の平均日射熱取得率=単位日射強度あたりの総日射取得量÷外皮総面積×100

◆一次エネルギー消費量

一次エネルギー消費量=暖冷房、換気、照明、給湯などの設備の一次エネルギー消費量−(マイナス)エネルギー利用効率化設備による一次エネルギー消費量の削減量

今回は改正省エネルギー基準の外皮計算についてお話しました。ご自分で計算する際には参考にしてみてください。

また、弊社では外皮計算を始めとして、様々な代行サービスを行っております。
お仕事などで忙しいというみなさまにも利用していただけるサービスですので、ぜひ弊社ホームページよりお問い合わせください。