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2019.03.17

建物の増築に建築確認の申請は必要?申請の流れをご紹介します!

「家に新しい設備を作ろうかな、今のままの家では便利じゃないところが多いし……」
「でも家を増築するときって申請がいるらしいけど、どんなものなんだろう……」
そんなお悩みをお抱えの方、いらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、建物の増築の際に発生する、建築確認申請の流れをご紹介します。

□建物の増改築

建築物の増築を行う際は、申請を行わなくてはならない場合が大半です。
法律上は「増築」に関して明確な定義はありませんが、「敷地内の建築物を増加させる」ことと考えてください。
例えば家に塀を設置する、新しくスペースを作るなど、建物面積が増えるような増築でなくても、増築したという扱いになります。
それでは、以下に増築の際に発生する申請の流れをご紹介します。

□申請の流れ

1.建築主が建築主事に確認申請書を提出する

2.建築物の審査を行う

3.審査完了後、確認済証が交付される

4.工事

5.工事完了後、完了検査が行われる

6.検査完了後、確認済証が交付される

7.建築物の使用開始
といった流れになります。
基本的に、建築確認の申請と流れは変わりません。
ここで注意すべき点は、増築の際の申請にのみチェックすべきことがあることです。

□増築の際の注意点

*増築が困難な建築物

増築のプランを立てる段階で、必ずチェックしておいてください。
具体的に増築が困難なケースとは、
・建築基準法に適合しなくなった建築物を増築するケース
・2階建ての建物を3階建てに増築するケース
以上が、建築物の増築が困難なケースです。
それでは、それぞれのケースについて詳しく解説します。

*建築基準法に適合しなくなった建築物を増築するケース

建築物を建築した当時は、建築基準法に適合していた建築物が、法改正により適合しなくなった建築物のことを「既存不適合建築物」と呼ばれています。
こういった建築物は、自治体の条例で定められているケースも存在するため、事前に建築業者に確認しておきましょう。

*2階建ての建物を3階建てに増築するケース

2階建てだった建物を3階建てに増築する際は注意してください。
なぜなら、2階建ての建物は3階建てを想定していない造りとなっているためです。
必ずしも不可能とは言えませんが、難しい場合が大半です。

□まとめ

建物の増築の際に発生する、建築確認申請の流れをご紹介しました。
また、先ほどご紹介した増築が困難なケースについても、計画の段階で建築業者と確認しておくことをおすすめします。
この記事を読んでくださったあなたが、より良い住まいを作ることを願っております。