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2019.04.03

建築確認申請が不要な建築物って?例を紹介します!

「住宅の建設依頼を受けたけど、建築確認申請って必要なのかな?」
「申請が必要な建物と不要な建物の基準を知りたい。」
注文住宅や新しい建物の建築を依頼された方なら、建築確認申請の有無に迷われると思います。
そこで今回は、工務店の方必見の建築確認申請の基準について紹介します。

□建築確認申請とは

まず、建築建物基準法について紹介します。
建築確認申請とは、建築主が建築物を建てようとしたときにしなければいけない申請のことです。
具体的には、建築予定の建物が、建築関係の基準に則ったものかを申請する必要があるのです。
この確認申請は、建物の大きさに関係なく必要になります。
では、どのような基準で申請が必要になるのか見ていきましょう。

□申請が必要な建物

まず、申請が必要な建築物について紹介します。
申請が必要なのは、建築分類で第1号とよばれるものが主になります。
第1号には、劇場や学校、スーパーにホテルなど多くの建築物がその対象になります。
ほかには、建築分類で第2号と呼ばれる木造の建築物もその対象になります。

□申請が不要な建物

ここまで、ほとんどすべての建築物が申請をする必要があるように思えます。
しかし、中には申請が不要な建物もあります。
どのようなものがあるのか見ていきましょう。
まず、都市計画の区域外で小さな建物があります。
経済が活発でないところで建てる小さな建物の場合は不要なのです。
次に、災害時の応急建物や、工事中の仮設現場があります。
これらの建物は、一時的なものなので、確認申請は不要です。
ほかには市町村や特別区が建てる建築物があります。
公的機関が建てる場合には、確認は不要になります。
最後に、類似用途で建築物を建て直す場合です。
例えば、ホテルを旅館に変えたり、百貨店からスーパーに変えたりなど、似た用途の建築物に建て直す場合には申請が不要です。
同じ使用目的の建築物なら、申請の手間が省けるので、工事がスムーズに進むでしょう。

□まとめ

以上が、建築確認申請が不要な建物です。
建築物を建てる際には、ほとんどの場合、確認申請をする必要があります。
しかし、今回紹介したように、まれに申請が不要なときがあります。
確認申請にはいろいろと準備が必要なうえに、建築物の工事全体にかなりの時間を要してしまいます。
この記事を参考にして、建築確認申請が必要かどうか検討してみてください。
何か相談したいことがあれば、ぜひお問い合わせください。