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2018.06.22

住宅建築をするなら、構造基準や構造計算についてきちんと知っておこう!

 

こんにちは、フューチャーリンクです。

みなさんは「構造計画」という言葉をご存知ですか?

住宅の購入を検討中の方にはぜひ知っていただきたい言葉ですが「一体何のことか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、住宅建設時に考えてほしい構造計画と構造計算についてお話したいと思います。

○構造計画ってなに?

構造計画とは、簡単に言うと住宅がどれくらいの震災に耐え得るかを確認するために行われるものです。
家そのものが立っていられる強度に加え、地震や雪、台風などの自然災害が起こり得る場合にも耐えられるだけの強度を総合的に計算しなければならないのが構造計算です。

もっと具体的には、地震時の横揺れや縦揺れ、台風や風の角度、豪雪地帯での屋根への積雪の地面方向の重みなどから「重さがどのような力として伝わり、それに耐え得るものになっているか」を確認する必要があります。

○構造計算が必要な建物と必要な理由

構造計算が必要になる建物は、木造とそれ以外の構造それぞれで、高さ、階数、面積ごとに条件が定められています。

◆木造の場合

高さ:最高の高さ13m以上、軒高9m

階数:3階建て以上

面積:500㎡超

◆木造以外の構造

高さ:規定なし

階数:2階建て以上

面積:200㎡超

例外こそありますが、上記いずれかの条件に該当した場合、構造計算を行う義務が発生します。

○構造計算はどうやってするの?

上記のような観点から家の強度を算出する構造計算ですが、これを計算するのは大変複雑と言われています。建築許可申請のように構造計算をした場合、それだけで資料は100ページを超えてしまうことでしょう。
計算が複雑であると建築家1人の構造計算を行うのが難しくなります。そのため、構造計算を専門に行う「建築構造師」に依頼することもあります。

このように外部委託する場合、設計料金に20万円程度かかることが見込まれます。建築構造師は一級建築士のみが取得できる資格ですので、安心して住宅建設を行いたい方にオススメです。

今回は、構造計画やそれに伴う構造計算についてお話してきました。
木造住宅の場合この義務に該当しないこともありますが、住宅の安全を考えるのであれば、いずれにせよ間取りやデザインだけでなく、構造的なチェックも必要かもしれませんね。

弊社ではこのような内容に関するお問い合わせも承っております。上記の内容で何か分からないことがあれば、ホームページよりお気軽にご相談くださいませ。