住宅の省エネ基準が変わります!その内容や外皮性能の計算の仕方とは?
こんにちは、株式会社フューチャーリンクです。
住宅のご購入を検討されているみなさん、「改正省エネルギー基準」という言葉を聞いたことかありますか?
この基準は、これからの家づくりにおいて無視できないものです。今から家づくりをされるみなさんが知っておいても損はないとは思いませんか。
そこで今回は、改正省エネルギーに関して、その内容や計算方法についてご説明します。
◯改正省エネルギー基準って?
窓や壁など、家の外側の断熱性能を高め、省エネ・創エネの住宅設備機器を用いて、建物全体で、効率的にエネルギーを使うことを定めた法律です。
従来の基準では「外皮」とよばれる部分の断熱性能だけで判断していましたが、冷暖房器具や照明器具、給湯器などの「一次エネルギー消費量」も含め総合的に判断する方針に変更されました。
また2013年から段階的に施行されていましたが、2020年にはこの基準に適合することが義務化されます。基準に適合するかどうか判断するためには、所定の方法で計算する必要があります。
◯適合しないとどうなるの?
今現在、この改正省エネルギーの基準に適合しない家づくりをした場合には、所管行政庁から適合させるよう命令や指示があります。
ですが2020年の義務化以降は、基準に適合しない住宅は建築できなくなります。そのため早めに基準の情報を集め、ある程度目処を立てておくことが望ましいと言えます。
◯計算方法は?
先ほども少し触れましたが、改正省エネルギー基準の評価対象となる項目には「外皮性能」と「一次エネルギー消費量」の2つがあり、それぞれの項目ごとに所定の計算方法で値を算出し、適合するかどうかを判断しなければなりません。以下は具体的な計算方法です。
◆外皮性能
・外皮平均熱伝導率=単位温度数あたりの総熱損失量÷外皮総熱面積
・冷房期の平均日射熱取得率=単位日射強度あたりの総日射取得量÷外皮総面積×100
◆一次エネルギー消費量
・一次エネルギー消費量=暖冷房、換気、照明、給湯などの設備の一次エネルギー消費量−(マイナス)エネルギー利用効率化設備による一次エネルギー消費量の削減量
以上、改正省エネルギー基準についてお話してきました。基準の改正に伴い、これまでの家づくりとは異なる点が色々ありますが、ぜひ今回の内容を参考にしてみてくださいね。
またご自身での解決が難しい問題がある場合には、弊社ホームページより、どうぞ遠慮なくご相談ください。一緒に理想の家づくりをしましょう。